全線乗車と”宿”の問題

あなたはどこに住んでいますか?東京を含む首都圏に住んでいるという方が、恐らく一番多いのではないでしょうか。

実際、鉄道趣味者は都市部に住んでいる割合がけっこう大きいと思います。地方に住んでいると、「そもそも鉄道に触れない」という人も多いですからね・・・。もっとも、都市部に住んでいても自家用車を使うだとかあんまり遠出しないとかで触れない人もいますし、地方部や地方都市でも趣味者はいて、ウェブサイトを持っている人もいます。

ちなみに私は大阪府大阪市出身で、2012年頃から東京都区内に住んでいます。東京に来るまではずっと大阪市内に住んでいました。まぁ、都市部ですね。でも東京にきたらもっと都市ばかりでびっくりしました。とはいえ大阪も日本の第二都市であることは間違いないと思います。実際、鉄道好きになったのも、普段から身近なところにあったというのはかなり影響していると思います。

さて、日本の真ん中に住んでいても、全線乗車をしようと思ったら全部日帰りというわけにはいかないはずです。羽田空港の近所に住んで飛行機を使ってかなり無理をすれば日帰りだけで済むかもしれませんが、毎回往復するとなると非常に効率は悪いです。

特に、公共交通の発達した日本とはいえ、全線乗車といった極端なことをしてしまうと、1日3往復しかない路線がだいたい壁になってしまいます。実は結構あるんですよ、3往復しかない区間

そういった路線をいざ乗りに行くとなると、基本的には数日かけて旅行することになるんですが、そこで問題になってくるのが「宿泊する場所」つまり「宿」です。

そんなもんどっか予約すればいいじゃん、というのが恐らく普通の旅行の感覚なのでしょうが、これが金のない中学生高校生ぐらいだとかなりの大問題なのです。実際私は問題視してました。普通に泊まると5000円ぐらいはします。これが大きいのです。あと、始発から最終列車までフルで活用するような乗り方をすると、0時過ぎにチェックインして5時にチェックアウトとかいう無茶苦茶なことになったりします。

そんな私が、今までの旅でどうやって乗り切ってきたかをご紹介したいと思います。ただしどれもおすすめ度は極端に低いです。特に前3つぐらいは真似しないことをおすすめします

1.マクドナルド(おすすめ度:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

最初に使っていたのがこれです。中2のとき、福岡市内の博多駅から一駅歩いたところのマクドでやったのが最初でした。24時間営業の店が増えてきていたころなので、最初に目をつけたのでした。とはいえもちろん寝られるわけがありません。しかもやり始めた当初は携帯電話なども持っていなかったため何もすることもなく、ただ時刻表のページをめくって時間を過ごしているだけでした。残念なことに、マクドナルドで夜を2~3回過ごしたことによって、宿泊が絡む旅行が嫌いになりました。夜行列車などを組み込めないときは宿泊をなるべく避ける旅行を組むようになったのです。それが原因で、大阪から行きにくかった高知・愛媛・宮崎・鹿児島は訪問がかなり後回しになったのです。

ちなみに、最近は24時間営業でなくなった店舗や、深夜はテイクアウトもしくはドリンクのみといった店舗も増えてきました。それどころか、行ったら店に「工事に伴う臨時休業」の張り紙があったりして、別のところへ行かざるを得なくなったこともあります。深夜12時過ぎの話です。私はいままでこんなことばっかりやってきましたが、普通の人にはおすすめしません

ちなみに、マクドナルドを多用した理由の一つに「電源コンセントがある」ということをあげておきます。ない店も多いので前もって調査を。

2.ファミリーレストラン(おすすめ度:★☆☆☆☆)

これは高1に入ってからやりました。最初は旅行目的ではなく、とある記念切符を買うために朝市で窓口に並ぶため和歌山で夜を過ごしたときでした。マクドナルドよりは格段に過ごしやすいですからね。ドリンクバーもあったりします。24時間営業ではなくて、朝5時ぐらいまでの営業だとかいうところもありますが、始発で動き出すなら十分でしょう。ただ朝3時までの営業だとちょっと辛いと思います。高知の須崎で3時までの店を使ったことがありますが、3時以降は始発までずっと深夜の寒い町をベンチで座ったりしながらぶらぶらしてました。

一応、マクドナルドよりは遥かに「人間らしい」生活ができると思います。ただし電源コンセントはないので要注意。あと22時以降は深夜料金10%が加算されることをお忘れなく。結局高くつくこともあります。

3.カラオケボックス(おすすめ度:★☆☆☆☆)

深夜営業が前提のチェーン店が多いです。大きな駅の近くにはだいたいあります。逆に言えば、「チェーン店のカラオケボックス」も「ファミレス」も「マクド」もないところは相当なところです。そういった町は鉄道沿線上には結構ありますが、夜を過ごすのは避けましょう。但し上記2つと違って、「18歳未満は確実に使えない」ということがあります。私がカラオケを使い出したのも高3以降です。むしろ、マクドとファミレスは年齢確認がないので(ただし本当はやめた方が良い)仕方なく使っていたという面もあります。私は見た目が老けていたので誰にも咎められませんでしたが、ほとんどのお子様にはおすすめできない方法です。

寝ようと思えば寝られなくもないですが、旅行中の体調にも響くのでおすすめできません。寝たいと思うならば、次の方法をおすすめします。

4.インターネットカフェ(おすすめ度:★★★☆☆)

深夜利用が前提になっている店が多いのでかなり過ごしやすいですし、電源コンセントやパソコンもあれば漫画だって置いているので時間を潰すには申し分ないです。仮眠をすることもできます。シャワールームがある店舗も結構あります。地方部でも結構店舗があるのでおすすめです。カラオケと同じく当然18歳未満は使えないのでご注意を。むしろ、今では旅行中にネカフェに泊まって漫画を読んだりするのが楽しみの一つになっていたりします。店(系列)によってまちまちなので、よく調べておきましょう。会員カードを作らなければいけないので、保険証などの身分証は旅行中は必ず持っておきましょう。(遠出の際に、大阪や東京の住所でカードを作らないといけないのが恥ずかしかったりします・・・。)

5.カプセルホテル(おすすめ度:★★★☆☆)

閉所(狭所)恐怖症でなければ、カプセルホテルはかなりおすすめです。浴場があるところも多いので風呂にも困りません。外出の際、門限などがあるところもあるので確認を。またほとんどの場合男性の利用が前提なので女性の方は要注意(女性利用可を売りにしているところもあります)。私も何度も利用しましたが、「値段の割りに凄く綺麗だし良かった!!!」というところもあれば「あんまり良くなかったなぁ・・・」というところもあるので要注意。行ってみないと分からなかったりします。

値段は安ければ2000円台というところもありますが、4000~5000円と、ビジネスホテルとあまり変わらないようなところもあります。あと、地方部にはあまりない(大都市圏ぐらいにしかない)という問題もあります。

6.スーパー銭湯・健康ランド(おすすめ度:★★☆☆☆)

カプセルホテルほどではないものの、仮眠室もあったりして結構過ごしやすいです。あとなんといっても風呂でさっぱりできるというのはかなりおすすめです。

とはいうものの、そもそも数が少ないので、おすすめ度は低めです。あと車での来訪が前提になっているところ(いわゆるロードサイド型店舗)が多いので、駅から遠く行きづらいのも難点です。私も数回利用しましたが結構歩いています。

番外1.駅(前で)寝(る)(おすすめ度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

駅で寝るというより、駅前のベンチに座って夜を過ごすだけです。2回だけやりました。1回目は8月の根室、2回目は11月の秋田でしたが、2回とも風邪をひきました(北海道の一部地域は真夏でも霧が出て夜はとても寒くなる)。絶対におすすめしません

番外2.親の単身赴任先(おすすめ度:?????)

実家の大阪に住んでいたときから、父親が横浜に単身赴任していたので、関東や東北・北海道に旅行する際にはときどき泊めてもらっていました。知り合いがいるところに泊まらせてもらうというのは安くすませるという点では良い方法だと思いますが、そもそも知り合いがいなければどうしようもありません。

 

まとめ:組み合わせるといい

以上のようなもはや宿ですらない、宿外宿を多用してきた私ですが、自分で稼げるようになってからどうしてるかというと、実は今でも変わっていません。とはいえ、少し変わったことがあって、それは「組み合わせる」ということです。よくあるパターンだと、早めの時間(23~24時ぐらい)にファミレスに行って1時間ぐらいすごした後、インターネトカフェに行って夜を過ごす、といった感じです。あんまり長居して店の人に不審がられるのもよくないということです。当然多少は費用が嵩みますが、食事だって避けては通れないので、結局のところそこまで無駄にはなっていないです。

ただ、いずれの場合にしても最も近い店舗が駅から歩いて2時間とかいうことも平気であります。私は真夜中に平気で2時間往復4時間歩いたりもしてました(富山駅から市内南部までとか、佐伯駅から最寄りのマクドまでとか)。それぐらいで心折れない人でないと、そもそもこんな旅行はおすすめしません。それか、金に糸目つけず、というよりかけるべきところにはお金をかけて、普通に泊まることをおすすめします。

夜行列車という手段も5年ぐらい前までならまだぎりぎり通用したのですが、今ではほぼできなくなったので、おすすめかどうかというよりはそもそも使えなくなりました。これはまた別の機会にお話したいと思います。

 

結論:金があるならまともな宿を予約してください。