青春18きっぷは67万枚も売れている

このサイトでもたびたび取り上げている、「青春18きっぷ」。私が使い始めたのは2006年からですが、東京に来るまでは毎シーズン必ず、それ以降も最低でも1年に1回は購入しています。

基本的なルールはもちろん、値段すら消費税絡み以外では当初からほとんど変わっていません。また、当初から年齢等の制限はなく、誰でも使える切符としてすっかり定着しています。私も鉄道好きとしてこの切符を愛用していますが、一般人もたびたびこの切符に関する話題を出してくるので、その認知度の高さ、浸透具合に驚くばかりであります。

その人気の高さを実証するように、2013年度の販売枚数が「67万枚」と報道機関から発表されています。6.7万枚ではありません。5回分使えるので、335万回分も売られたということです。70万枚を超えて販売された年もあったようです。

ちなみに、参考程度ですが、Suicaが発売開始から10年で4500万枚、JR東日本がゴールデンウィーク12日間で売る近距離切符の枚数が7000万枚だそうです。多いのか少ないのか分かりませんね。

実際には買ったけど一度も使わないまま期限が過ぎてしまったもったいない切符や、5回分使い切らずに終わってしまったもの、あと金券屋に買われたものの売れずに残ったものもあるでしょうから、全部が全部利用されたというわけではないでしょう。しかし、それを鑑みてもかなりの売れ行きであると思われます。

1人で何枚も買えますし、この切符の特性上1枚を2人以上で使うことが出来るので、正確なこととは言えないですが、平均して1人が年に1枚買うとすると、ざっと67万人、日本の人口を1億2千万人とすると、180人に1人が使っているということになります。

日本在住でない外国人にはほかにもっと利便性の高い切符があるのでこの切符を買うことはきっとあまりないでしょう。超高齢者や小学生以下の利用も少ないですし、そもそも鉄道にあまり触れない層の人もいますから、そう思うとたかだか一介の企画乗車券が180人に1人の割合で売れているのはかなりの絶好調なのではないでしょうか。

鉄道好きが利用するのはある意味当然だと言えますが、一般の人にも広く、しかも全国的に普及していることはとても偉大です。特に、日本は鉄道とはいっても国鉄(JR)ではカバーしきれていない、私鉄等のエリアも結構あります。そのような地域に住んでいる人間すらも、わざわざJRの駅へ出向かせてまで使おうとさせる魅力は計り知れません。私も、東京に来る際にJRが最寄り駅のところに住もうと考えたのは、JRが好きということもありますが、そのJRが好きな理由の一つは、この切符があるからでもあります。

ところで、みなさんはどれくらい青春18きっぷを買ったことがありますか?私は、ワンシーズンでも最大2枚程度です。2枚あれば10日間使えるので、結局それぐらいで十分になってしまいます。ワンシーズン自体が1ヶ月ぐらいありますからね。年間では4枚か5枚ぐらいでしょうか。長距離旅行をくり返す場合は、青春18きっぷ以外の切符も組み合わせるというのもそこまで枚数が多くならない理由でもあります。

私は全線乗車だとか、実家に帰るためだとか、旅行ではあっても観光ではない(旅行と観光は明確に意味が異なる)ことばかりを目的として18きっぷを使ってきたので、普通の人にとっては全く面白くない旅行であることは間違いないです。ただ乗るためだけ、それだけをひたすら目的として使ってきました。この切符がなければ、全線乗車などしようとも思っていなかったかもしれません。ですが、目的は人それぞれ。逆に私が日帰りでちょっと遠くへ行くだけの目的で18きっぷを使っても楽しめません。乗りに乗りに乗りまくらないと満足しないのです。

年間67万枚の切符には、恐らく1人1人、違ったいろいろな思いがあるのでしょう。