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はじめるなら、まずJR。

鉄道に興味がある人が、「いつか全部の路線に乗ってみたい」と思うのは、自然な流れだと思います。私ももちろんそのうちの一人でした。

この地図の先にはどんな駅や路線があって、普段乗っている路線の先はどのように繋がっているのだろう・・・。
もしかしたらこんな風な夢を持っている人もいるのかもしれません。

では、本気で「全部乗りたい!」と考えている人はまず何からはじめればいいのでしょうか?

ざっくり言うと、まず「JR線」を全線乗車することをおすすめします。
先のページの説明の通り、日本には大きく分けて「JR」グループの会社と「私鉄」グループの会社があります。JR線の方が全体の距離が長いということもありますが、なんといってもその理由は「日本全国」に「繋がっている」からです。

残念なことに、実はJR線は日本の全都道府県に路線を持っているわけではありません。その理由は、簡単ですが沖縄県があるからです。そもそも沖縄の人は普段自分の家の車かバスで移動していて、鉄道にはほとんど触れないという人も多いでしょう(沖縄出身の私の祖父は旅行好きで鉄道もよく利用していましたが)。

しかし、JR線は沖縄を除く日本の全都道府県に路線網をめぐらせています。逆に、現在では私鉄が通っていない県すらあります(具体的には大分県、宮崎県)。

また、私鉄を乗るにあたっても、私鉄同士で広大な路線網を形成しているところはあまりなく(有名な長いつながりをもつ路線は愛知・豊橋から兵庫・姫路まで)、結局あいだの移動には別の交通手段、ことにJRを使わないわけにはいかないからです。

さらに、切符の問題もあります。もちろん、乗りたい区間に必要な切符を買えばいいだけですが、全線乗車を目指すとなると、もっと上の知識が必要になります。JR線は、北海道から九州まで同じ切符の発売システムを使っています。
JRの切符の買い方や発売基準を知っていれば、私鉄を乗るにあたってもかなりの応用がききます。

もしあなたが普段から乗っている身近な私鉄があったとして、その会社がそこそこの路線網を持っていれば、まずはその会社の路線を全部乗ることから始めることは、決して悪いことではありません。しかし、2分に1本列車が来る大都会の駅から、1日に1往復しか停まらない無人地帯の駅まで、更に「新幹線」という高速列車も兼ね備えている鉄道会社は「JR」しかありません。JR線には、日本の鉄道の全てが詰まっているのです。

とはいえ、JRを達成するまで私鉄は乗り始めてはいけないことは決してありません。私の場合「優先的にJR線を乗ってきた」だけであり、実際には私鉄も多く乗っています。「JR全線乗車」という冠を手に入れるまでの間も、並行して私鉄線に乗っていけば、旅の幅は更に広がるでしょう。

以上の理由から、まずは「JR全線乗車」からはじめることを強くおすすめします。